クレジットカードと住宅ローン審査
たまには金融機関の内部にいた経験から語る記事でも。
クレジットカードを作りすぎると住宅ローンの審査に落ちやすいという噂がある。これは噂ではなく事実だ。
クレジットカードでのショッピング枠及びキャッシング枠は全て特定信用情報機関という中立性が高い機関で把握されている。 ここでは返済実績は加味されない。返済実績が加味されるのは、支店レベルの担当者や支店長も知るような段階になってからだ。 消費者金融やカードローンの返済実績は全くと言っていいほど信用情報にとってプラスにならないのだ
銀行の住宅ローンの出し方は、借り手の収入に属性によって決まる倍数を掛けることで決まる。 そこから既存の与信枠がマイナスされてしまう。クレジットカードのショッピング枠は実際に使っていなくても、このマイナスにカウントされてしまうのだ。 クレジットカードも自動車ローンも何も組んでいない人が、信用情報という観点では最も有利になる。
ただし、解約してしまえば1~3か月で記録から消えるので心配ない。
もしも所得が低く、住宅ローンが通るかギリギリのラインの人がいれば、事前に使っていないカードを解約しておくのがよいかも。
というか、使っていないカードはこまめに解約することをそもそも推奨する。
ちなみに、奨学金は延滞がなければ与信には影響しない。
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クレジットカードの請求金額を一元管理する方法
1.MoneyForwardを使う
2.クレジットカード用のアドレスを作りそこに請求メールを集約する。
1.のMoneyFowardに関しては、別の機会に触れますが、個人的には請求額を把握するだけなら使わなくていいと思います。
通知がこないのでタイムリーな利用実績を把握できないから、またカードごとの請求金額だけしかわからず、何に使ったがわかりにくい。
「必要な情報は今月いくら、何に使ったか。」で、Moneyfowardをわざわざ使わなくても請求メールを見ればことが足ります。
大まかな利用用途に応じてカードを分けて使うことは必須テクニックですが、分散させることでいくら使ったかが分からなくなっては本末転倒。
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月収10万円は資産1億円
月収10万円を安定的に得るには、資産(元手)はいくら必要ですか?と聞かれたことがある。
私は瞬時に、1億円です。と答えた。実はこれは以下、木村剛氏の著書からの受け売りだ。
- 作者: 木村剛
- 出版社/メーカー: ナレッジフォア
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「安定的に得る」を無リスクの運用と解釈したので、本来なら国債の利回りを例にしたいのだが、マイナス金利の異常事態ではそれも適わない。仮に非常に返済率が高い住宅ローンの貸出金利という非常に恵まれた条件で運用することが出来たとしよう。フラット35の金利は現在、0.9%だ。
10万円×12か月=120万円であるが、このリターンを得るために0.9%という条件で必要となる元本は、1.333億円。つまり、たかが資産1億円では、(ほぼ)無リスク運用で月10万円の利回りを得ることはできないのだ。
何かにお金を使うとき、その金を無リスク運用で得るためにはいくらの元手が必要か考えてみるのもよいのではないだろうか。
月末と月初の残高で支出を把握する
貯蓄のための第一歩は、間違いなく「収支(特に支出)を把握すること」である。しかし、レシートをとって家計簿をつけている大人はいない。
よく言われるソリューションとしては、「大体把握する」だがこれもお勧めしない。だいたいというと、人は怠けて慣習化しないものだ。1000円以上とか、金額を切るという人もいるが、支出の時に金額判断が入るので手間はそれほど減らないのではないか。(支出するときにいちいち、これは家計簿に書くか?という意思決定は非常に無駄である)
簡単で確実な方法は一つ。説明の前に、方法だけ言えば以下だ。
1.給料直後の残高を把握する
2.(翌月の)給料直前の残高を把握する
3.1から2を引き算する。
4.収入(給料)を3から引き算する。
これだけ。簿記で習った期首と期末在庫から販売個数を把握する考え方と同じ。
<ケース>
1. 給料直後の残高は、150万円です。
2.(翌月の)給料直前の残高は160万円です。
3.160万円ー150万円=+10万円
4.給料は手取りで30万円だった。30万円ー10万円=20万円(支出)
ここまでで、この月の収支は10万円のプラスだったことはわかる。これくらいはやっているよ、という人は多いかも知れないが、重要なのはこれを必ず毎月把握することだ。
クレジットカードを使えば月ずれを起こすのでは?という意見も考えられるが、継続して記録していけば、特に問題はない。というのも、毎月の赤字黒字に一喜一憂するのがこの目的ではなく、まとまった期間(たとえば3か月)でいくら貯蓄できる経済力が自分にあるかを把握するのが、目的なのだ。ゆえに、月ずれは気にしなくて良い。
都内で車に乗れるのは年収2,000万円から
私には持たないと決めているものが3つある。自分で住む家(マイホーム)、腕時計、車だ。(腕時計に関しては、別のエントリで)
1,000万円単位の節約をしようと思えば、住宅・保険・車・投資(ギャンブル)を見直すしかありません。
旅行やファッション、趣味で1,000万円単位の支出をしている人はそもそも土俵が違います。そういう持てる者は、保険を見直している場合ではなく、もっと積極的な資産防衛が必要なのです。
それについてはまた後に述べるとして、今回は財布の小さな庶民にとっての大きな節約について。
昔、 医者をやっている友人に「俺も車買おうかな~」と遊びでいったところ、「あはは、都内で車に乗れるのは年収2000万からだよ」と言われた。その時は冗談だと思っていたが、今では彼の言葉の正確さに唸るばかりだ。
車に関しては、田舎でどうしても必要という人(こういう人は既に何かしらの車を持っている筈だから検討不要)以外は電車やバスを使えば何の問題もない。
一年にかかる車の費用を考えてみよう。100万円の車をローンで買うとする。
- 年利5%の3年ローンで月々の返済額は約3万円(計算サイト:みずほ銀行:ローンシミュレーション)
- 日暮里に住んでいるとして駐車場代で2.5万円(参考サイト:【アットホーム】日暮里駅(東京都)の月極駐車場・賃貸駐車場の物件情報)
- ガソリン代が月に5,000円(参考サイト:【買い物】20代のガソリン代は「月に5,000~10,000円未満」が32.7% - エキサイトニュース(1/2))
- 車検が2年ごとに10万円として、100,000円/24ヵ月=4,160円(参考サイト:車検に掛かる費用と相場について|車検や修理の情報満載GooPit)
つまり最低でも6万円の札束が安定して羽をつけて飛んでいく計算になる。しかも、車は3年後にならなければ車は自分のものにならない。さらに任意保険や交通違反の罰金といういや~なオマケがつく。6万×12ヵ月=72万円
1日5,000円レンタカーだったら144回乗れてしまいます。
これなら2,000万円は必要ないんじゃない?と思われますが、話はこれでは終わりません。年間72万円は100万円の中古車を日暮里で乗る人の話ですから。
これが渋谷でスバルに乗る人だったら駐車場代は6万円、ローンは5倍(15万円)に跳ね上がります。そうなれば、月々の出費は25万円くらいになる。25万円が気にならない人は、きっと25万円貯蓄できるような人。以前のエントリから2割を貯金したとして月収は5倍と逆算されます。そうなると月給125万円=年収1,500万円。年収2,000万円説もあながち間違いではないことがわかります。
仕事のタクシーは率先して払った方がいいです
理由その1:実質無料(※)で上司や同僚に好かれる。
理由その2:ポイントが貯まる。
※ただし、経費請求忘れリスクと経費精算までのサイトは負担することになります。
ここで注意してほしいのが、絶対現金で払ってはいけません。現金で払うなら、経費払い戻しまでの最低でもクレジットチャージ型のスイカで、もしくはタクシー利用がお得なクレジットカードで払いましょう。
会社によっても異なりますが、経費精算の手続きは面倒だから若手に押し付ける傾向があります。それを良しとしない会社の方針で、「最も上役が払う」というルールが存在する会社もありますが、率先して払う分には当然問題ありません。
「誰か出せる?」って雰囲気になっていやいや出すのなら、止まる前からカードをスタンバイして、颯爽と「カードで」と運転手に渡してしまいましょう。
タクシー利用で得するカードはまた後のエントリで・・・。
「2割貯金」の大切さ
金森茂樹という東大文一(法学部)に現役合格しながら、先物詐欺に遭い25歳にして1億円を超える借金を抱えた人がいる。その彼はマーケティングや不動産投資で成功し、年収1億円以上を稼いでいる。
私は金森氏が好きだ。その生き方もさることながら、アドバイスが具体的で説得力があるからだ。
氏のプレジデント誌への連載はいつもチェックしているが、次の記事が最近のマイ・ブームだ。
種銭を作るにはどうしたらよいのか、というのがテーマだ。最初の数千万円がなければ投資するにもできないし、商売をするにしても限られてしまう。
種銭どうやったら貯まるのか、それは節約しかないのだ。
記事でも言及されているが、本多静六氏は通常収入の25%と臨時収入の100%をすべて貯蓄に回した。安田善次郎は収入の2割を貯蓄に回した。
同じことをすれば年収500万円でも年間150万は貯蓄できるはずだ。それを3年で450万円。それだけあれば十分な種銭ではないだろうか。
多くの人がこれを実践できないのは、目の前の数万円しか見ていないからだ。それが年月を経れば数百万円に化けることを知らずに。