「2割貯金」の大切さ
金森茂樹という東大文一(法学部)に現役合格しながら、先物詐欺に遭い25歳にして1億円を超える借金を抱えた人がいる。その彼はマーケティングや不動産投資で成功し、年収1億円以上を稼いでいる。
私は金森氏が好きだ。その生き方もさることながら、アドバイスが具体的で説得力があるからだ。
氏のプレジデント誌への連載はいつもチェックしているが、次の記事が最近のマイ・ブームだ。
種銭を作るにはどうしたらよいのか、というのがテーマだ。最初の数千万円がなければ投資するにもできないし、商売をするにしても限られてしまう。
種銭どうやったら貯まるのか、それは節約しかないのだ。
記事でも言及されているが、本多静六氏は通常収入の25%と臨時収入の100%をすべて貯蓄に回した。安田善次郎は収入の2割を貯蓄に回した。
同じことをすれば年収500万円でも年間150万は貯蓄できるはずだ。それを3年で450万円。それだけあれば十分な種銭ではないだろうか。
多くの人がこれを実践できないのは、目の前の数万円しか見ていないからだ。それが年月を経れば数百万円に化けることを知らずに。