若手ビジネスパーソンのためのクレジットカードガイド

20代~30代のためのクレジットカードTips

支払遅延は一発アウト?

クレジットカードの請求を遅延すると一発でアウトだという都市伝説がありますが、これは本当なのでしょうか。また、アウトというと何が起こるのでしょうか。

<目次>

①指定信用情報機関への遅延登録は絶対避けましょう

②残高不足で引き落とし不能=遅延登録、ではない

③残高不足時の対処法

 

① 日本のクレジットカード会社は全国銀行個人信用情報センター、シー・アイ・シー、日本信用情報機構の3社いずれかの指定信用情報機関を利用しています。カード会社が指定信用情報機関を利用するのは、カード発行(与信)ときと遅延情報を登録する時とカード退会(与信終了)の時です。これら3社と各カード会社はカード利用者の信用情報を共有しているため、一度遅延情報が登録されれば、自動的に全てのカード会社に知れ渡ることになります。また、これらの指定信用情報機関を利用するのはカード会社のみならず銀行や消費者金融も含まれます。つまり住宅ローンの時にも利用されます。

一度遅延情報が登録されてしまうと、その時点でそあなたは優良顧客ではなくなってしまいます。そうなるとカードを作ったり、住宅ローンを借りたりすることが難しくなってしまいます。情報は5年間登録され続けます。これは絶対に避けなければなりません。

 

② 残高不足で引き落とし不能の場合、クレジットカード会社から書面または電話で「払ってください」という催促があります。この時点ではまだ、指定信用情報機関には登録されません。なぜなら、引き落とし不能はカード会社や銀行等のミスで起こることもあるからです。つまり利用者は悪くないのに信用情報に傷をつけるわけにはいかないので、一度目でいきなりということはありえないのです。

 

③ 不幸にもあなたの責任で残高不足になった場合はどうすればいいでしょうか。まずはカード会社に連絡して、「うっかりミスで残高不足になった今すぐ払う」と告げましょう。時間を稼ぎたい方は、手数料かかってもいいから振込用紙を送ってもらいましょう(対応してくれない場合もあり)。そうすれば数日は稼げます。時間を稼げばキャッシングなりでお金を作って入金しましょう。