都内で車に乗れるのは年収2,000万円から
私には持たないと決めているものが3つある。自分で住む家(マイホーム)、腕時計、車だ。(腕時計に関しては、別のエントリで)
1,000万円単位の節約をしようと思えば、住宅・保険・車・投資(ギャンブル)を見直すしかありません。
旅行やファッション、趣味で1,000万円単位の支出をしている人はそもそも土俵が違います。そういう持てる者は、保険を見直している場合ではなく、もっと積極的な資産防衛が必要なのです。
それについてはまた後に述べるとして、今回は財布の小さな庶民にとっての大きな節約について。
昔、 医者をやっている友人に「俺も車買おうかな~」と遊びでいったところ、「あはは、都内で車に乗れるのは年収2000万からだよ」と言われた。その時は冗談だと思っていたが、今では彼の言葉の正確さに唸るばかりだ。
車に関しては、田舎でどうしても必要という人(こういう人は既に何かしらの車を持っている筈だから検討不要)以外は電車やバスを使えば何の問題もない。
一年にかかる車の費用を考えてみよう。100万円の車をローンで買うとする。
- 年利5%の3年ローンで月々の返済額は約3万円(計算サイト:みずほ銀行:ローンシミュレーション)
- 日暮里に住んでいるとして駐車場代で2.5万円(参考サイト:【アットホーム】日暮里駅(東京都)の月極駐車場・賃貸駐車場の物件情報)
- ガソリン代が月に5,000円(参考サイト:【買い物】20代のガソリン代は「月に5,000~10,000円未満」が32.7% - エキサイトニュース(1/2))
- 車検が2年ごとに10万円として、100,000円/24ヵ月=4,160円(参考サイト:車検に掛かる費用と相場について|車検や修理の情報満載GooPit)
つまり最低でも6万円の札束が安定して羽をつけて飛んでいく計算になる。しかも、車は3年後にならなければ車は自分のものにならない。さらに任意保険や交通違反の罰金といういや~なオマケがつく。6万×12ヵ月=72万円
1日5,000円レンタカーだったら144回乗れてしまいます。
これなら2,000万円は必要ないんじゃない?と思われますが、話はこれでは終わりません。年間72万円は100万円の中古車を日暮里で乗る人の話ですから。
これが渋谷でスバルに乗る人だったら駐車場代は6万円、ローンは5倍(15万円)に跳ね上がります。そうなれば、月々の出費は25万円くらいになる。25万円が気にならない人は、きっと25万円貯蓄できるような人。以前のエントリから2割を貯金したとして月収は5倍と逆算されます。そうなると月給125万円=年収1,500万円。年収2,000万円説もあながち間違いではないことがわかります。